家具をリサイクルするなら高値で売りたい。知りたい情報が満載!
中古家具を処分するなら、リサイクルしたい。だけど、方法がいま一つわからない。そんなあなたに、耳寄り情報です。処分費用をかけるくらいなら無料でリサイクルしたい、いや、せっかくなら買い取りの方が・・・。あなたの家具にぴったりの家具リサイクル法に、できるだけ家具を高く買い取りしてもらえるための情報を凝縮しました。
- 家具リサイクルの基礎知識
- 家具をリサイクルしよう、できれば売りたい!
- 家具リサイクル業者の選び方
- 家具リサイクルの特殊例
- 家具リサイクルでよくある質問
記事を読んでいただければ、費用をかけずに処分する方法がわかります。それどころか、思わぬ臨時収入のヒントが見つかるはずです。
1.家具リサイクルの基礎知識
1-1.処分費用がかかる家具こそリサイクル
家具の引き取りには、お金がかかるのが通常です。処分費用は、家具が大きくなるのに比例して高くなります。もし家具を買い取りしてもらえるなら、処分費用を削減することが可能です。場合によっては、儲(もう)かることも。だったら、売りたくなるのは当然ですよね?
中古家具は、リサイクルするのが一番いい処分法といえます。中でも、処分費用がかかる大型家具は、リサイクルすべきです。大型家具は、まず買い取りをしてもらうことを最優先しましょう。ダメなら費用をかけない。そんなリサイクルの仕方に発想を転換してください。実践的な方法を、これから紹介します。
1-2.リサイクルする家具の種類
同じ家具の中でも、リサイクルのニーズが高い家具があります。やはり、大型家具は、人気がある家具です。背景には、日本の住宅事情や住まい方の変化が深くかかわっています。以下の大型家具がリサイクル品では人気です。
<ベッド>
和室からフローリングの洋室へと、日本の住まいは、大きく様変わりしました。こうした変化に伴って、新品だけでなく、リサイクルしたベッドのニーズは、とても根強いものがあります。
中でも、単身者や若い世代の人気は絶大です。シングルサイズやセミダブルサイズのベッドが多く流通しています。低価格で購入できるのが魅力なのでしょう。
<タンス>
洋風化の流れに逆行するようですが、タンスのニーズも高いものがあります。理由は、吊して収納するクローゼットだけでなく、たたんでしまう収納がほしいというニーズからです。
タンスは、和室というイメージがあります。でも、最近では、洋室にマッチするデザインのタンスも増えてきました。クローゼットの中に入るタンスは、人気があります。その一方で、レトロ感覚のタンスのニーズもあるので、もし、不要になったら、リサイクルしてはいかがでしょうか。高い値段で売れます。
<ソファー>
畳に座る生活から、イスとテーブルでの生活スタイルへと変化し、ソファーもリサイクル需要が高い家具です。新しい部屋に引っ越して、部屋の大きさが変わった。そんなときに中古ソファを購入する方が多くいます。
もし、新しい部屋に引っ越すためソファーが不要になったら、ぜひ、リサイクルに回してください。傷がなくていい状態のソファーなら、高く買い取ってもらうことも可能です。
<そのほかの大型家具>
ほかにリサイクルしやすい製品は、以下の3つです。
- イスとテーブル:ダイニング用で、イスとテーブルがセットになっていることが必要です。また、床に座って利用するテーブル単体も、リサイクルしやすい家具です。
- 食器棚:生活必需品の1つです。さまざまなサイズやデザインの食器棚が求められています。
- 収納棚:本の収納や小物類の収納など、いろんなものが収納できるのが人気です。
1-3.リサイクルしやすい家具としにくい家具
同じ家具でも、リサイクルしやすい家具と、しにくい家具があります。
リサイクルしやすいのは、付加価値が高い家具です。
たとえば、
- 有名デザイナーがデザインした家具
- 革張りの高級ソファー
- 伝統工芸品といわれる家具
- 有名メーカーの家具(国内、海外を問わず)
などです。
あなたのお部屋に、上記にある家具はありませんか?
新しい、古いにかかわらず、人気があります。特に高額で売れるリサイクル品です。
一方で、人気があまりないのは、プラスチック製の家具。リサイクル品でなくても、新品を安く購入できるからです。ただし、衣装ケースだけは、人気があります。
また、汚れや傷が激しい家具は、買い取りは難しいと思った方がいいでしょう。
1-4.リサイクルするメリット
リサイクルする一番のメリットは、処分費用がかからず、逆にお金になることです。しかし、お金だけでなく、実はほかにもメリットはあります。むしろ、大きな視点でとらえると、こちらのメリットが大きいといえるでしょう。
- リサイクルしたい人と、ほしい人が家具を通じて結ばれ、有効に利用される。
- 家具の寿命が延びる。
- 捨てるごみが少なくなり、循環型社会に貢献する。
- 資源のムダ遣いがなくなり、環境保全になる。
2.家具をリサイクルしよう、できれば売りたい!
家具をリサイクルしたい、できれば売りたい方のために、具体的な方法を紹介します。売るのが理想ですが、売れない場合もあることは、すでに紹介したとおりです。この項では、譲る場合と売る場合の2つのケースについて、リサイクル法を紹介します。
2-1.家具を譲ってリサイクル
4つの譲り方があります。違いを理解して、ご自分に一番いいと思ったところでリサイクルしてください。
<自治体による回収リサイクル>
かつては、最も一般的な方法でした。まず自治体に回収してほしい旨を伝え、ごみ処理券の購入をします。その上で、必要な手続きをするのが自治体にほぼ共通した回収法です。電話などで申し込み、希望する日を決めて、所定の場所に運び入れます。
家具は、基本的にはどんなものでも回収可能です。ただし、家具の長さや太さによっては、回収できない場合もあります。そんな場合は、所定の大きさに切断するなどの対応が必要です。詳しくは、お住まいの自治体に問い合わせてください。
手数料は、大型家具だと、数千円になる場合があります。
自治体に依頼するメリットは、料金が割安なことです。その一方で、手続きが複雑で時間がかかる面があります。すぐに処分したい方は、おすすめできない方法です。しかも、ごみとしての処分が中心で、リサイクルまでは手が回らない実情もあります。
<各メーカーによる回収リサイクル>
自社で製作した家具を回収し、修理してリサイクルするメーカーもあります。ですが、有名ブランドや一部のメーカーに限られているのが現実です。とても一般的とはいえません。家具メーカーがわかっているなら、問い合わせてみるといいでしょう。回収してくれる場合、回収方法を確認します。
とはいえ、限られたメーカーによる回収ですから、一般的にはほとんど期待できないでしょう。手数料も自治体に比べて、割高になるといわれます。
<家具販売店による回収リサイクル>
家具販売店も、条件付きで古い家具を回収してくれます。新しい家具を買ったときの付帯サービスとしての回収です。古い家具だけを回収してくれる販売店は、ほとんどありません。
手数料は、下取りという商習慣で回収する場合は、無償での引き取りも可能です。しかし、販売店によっては手数料が必要なこともあります。数千円は覚悟しておいた方がいいでしょう。
ただし、有料で回収する場合は、収集運搬業の許可が必要になります。許可を得ているかを確認してください。
家具販売店での回収は、新しい家具の購入に伴って、古い家具をリサイクルした場合に限定した方が無難といえます。
<不用品回収業者による回収リサイクル>
不用品回収業者による回収は、ほぼすべての家具を回収してくれるのが特徴です。しかも、機動力があり迅速に対応してくれます。自宅まで出張して回収しに来てくれるので、高齢者や大型家具を持ち出せない方は、大助かりでしょう。出張回収だけでなく、急ぎの場合は、持ち込みもできます。
不用品回収業者は、かつては廃棄物処理といったイメージがありました。しかし、最近ではリサイクルに力を入れています。複雑な手続きが不要なので、最近、自治体の回収ではなく、不用品回収業者に依頼するケースが増えてきました。
電話やインターネットを通じた申し込みができて、とても便利です。
回収手数料は、有料、無料、買い取りの3パターンがあります。状態がいい家具なら、買い取りの可能性が高くなるのは当然です。
2-2.家具を売ってリサイクル
家具を売ってリサイクルする場合、どんなところが買い取りしてくれるのでしょうか。この記事では5つの売却方法を紹介します。
- 不用品回収業者に売ってリサイクル:リサイクルショップと並び、有力な売却先です。出張して家具を買い取りしてくれます。
- リサイクルショップ:その名のとおりリサイクルに特化したお店です。リサイクルショップでも、出張して買い取りしてくれます。
- ネットオークション:自宅にいながら売却できる手軽な方法です。
- フリーマーケット:手間はかかりますが、のんびりと売却できる方法です。
- 質屋:訪ねるのに少し抵抗感はあります。でも、長い歴史があり非常時にはありがたい存在です。
売る場合のそれぞれのメリットとデメリットは、次項で整理します。違いを把握して、どこに売るか決めてください。特に、不用品回収業者とリサイクルの比較検討は、重要なポイントです。
3.家具リサイクル業者の選び方
3-1.業者に依頼するメリット
家具のリサイクルには、労力と時間がかかります。たとえば、どこかに寄付したいと思っても、重量物が多く、搬送がたいへんです。こうした労力と時間を省けるのが業者に依頼するメリットになります。
前項で紹介した5つの売却先について、メリットとデメリットを整理しました。売却の判断材料にしてください。あくまでも、一般的にいわれていることです。
<不用品回収業者への売却>
メリットには、以下のような点があります。
- 急な依頼にも応じてくれ、査定・見積もりが速い。
- 基本的に、どんな種類の家具でも買い取ってくれる。
- 一度に多くの品を売却する場合にも対応してくれる。
- 不用品の片付けもしてくれる。
デメリットは、以下のような点です。
- 急な依頼に応じてくれるものの、買いたたかれる。
- 言い値で決まる。
- 悪質な業者もいる。
<リサイクルショップへの売却>
メリットは以下のとおりです。
- 不用品回収業者に比べ、歴史があり信頼できるお店が多い。
- 特定のリサイクル品に特化した専門ショップは、高い値段で買い取ってくれる。
- 総合リサイクルショップは、ほぼすべての品を買い取ってくれる。
- 訪問査定も持ち込み査定もしてくれる。
- 持ち込みの場合は、対応が早い。
デメリットは、以下のとおりです。
- 総合リサイクルショップの買い取り金額は低い。
- 大型家具は買い取ってくれないショップも多い。
- 自宅訪問の場合、機動力にやや難がある(大型家具や大量の買い取りの場合)。
<ネットオークションでの売却>
一番のメリットは、販売価格を自分で決めることができる点です。オークションなので、高額で売れる可能性があります。
一方で、取り引きが成立しないリスクがあるのは、避けられないデメリットです。さらに、見えない相手と取り引きするため、トラブルになる不安もあります。
<フリーマーケットでの売却>
ネットオークションと同様に、販売価格を自分で決めることができます。しかも、目に見える相手と、直接取り引きできるのは、ネットオークションにない魅力です。
しかし、問題があります。フリーマーケット会場までの搬送です。大型家具は、トラックがないと搬送できません。売れないリスクもあり、少なくとも大型家具に限定した場合、いい売却法とはいえないでしょう。
<質屋への売却>
買い取り額が高いのが魅力です。自宅に査定に来てくれるお店もあります。
しかし、買い取る製品が限定されているのがデメリットです。お店によって種類は変わるので、家具を買い取ってくれるか、確認する必要があります。
3-2.家具を高額で売るためのコツ
上記のメリットとデメリットを踏まえて、家具を高額買い取りしてもらうためのコツを整理しましょう。
- できるだけ高く売りたい場合:ネットオークションに出品するといいでしょう。売れない場合、ほかの販売方法を探すことになりますが、やってみる価値はあります。
- 急いで売りたい場合:機動力に優れた不用品回収業者がおすすめです。複数の業者から見積もりをもらい、一番高かった業者に売却してください。大量に販売したいときも、不用品回収業者がいいでしょう。
- リサイクルショップに売りたい場合:家具専門のリサイクルショップだと、高く買い取ってくれます。ただし、家具専門のショップは、少ないのが難点です。近くにある場合に限られます。総合リサイクルショップは、一般的に安いので避けてください。
価格以外に、回収方法も業者選びのポイントです。大型家具だと、個人が持ち込むのは、現実的には不可能といえます。ですから、自宅まで回収に来てくれることが絶対条件です。
3-3.リサイクル業者選びのポイント
価格や回収方法は大切です。でも、業者選びの最大のポイントは、良心的で信頼できる業者であること!この点に集約されます。
優良業者であるかどうかを判断するために、絶対に譲れない点を3つ挙げました。
- 豊富な買い取り実績があること。
- 査定・見積もりが無料であること。
- 対応が迅速であること。
3-4.主な家具の買い取り料金相場
中古家具の買い取り額は、あるようでないといった方が適切です。傷の具合や劣化の度合いなどによって変わってきます。
あえて相場をいうなら、購入価格の10%~20%といったところです。
ただし、デザイナー家具、伝統工芸品、有名メーカー製、アンティーク家具は違います。もし、デザイナー家具などを売る場合は、きちんと評価できる人がいるところにしてください。評価できないところに売ると、安く抑えられ、後悔することになります。
3-5.買い取りの申し込み・方法・流れ
家具を買い取りの申し込みから、売買までの大まかな流れは、以下のようになります。
- 売りたい家具の詳細・データ(メーカー名や購入時期など)を用意する。
- メールや電話で問い合わせ、詳細・データをもとに、希望や条件を伝える。
- 希望・条件が合えば、査定・見積もりの依頼をする。
- おおよその査定・見積額を出してもらう。
- 実際に来てもらい、実物を見てもらう。
- 正式な評価・見積もりを出してもらう。
- 納得したら、契約する。
- 売却金額の支払い方法、支払日を決めて確認する。
- 家具の回収日時を決める。
- 家具を引き渡す。
3-6.リサイクル業者を選ぶときの注意点
リサイクル業者に依頼するときの注意点をまとめます。
- 家具の情報は可能な限り詳細に伝える:不安を感じたら、キャンセルするくらいの慎重さが必要です。
- 高額での買い取りには根拠がいる:高額買い取りをアピールする業者がいます。高額になるのには理由があるはず。理由が明確で根拠がある業者を選びましょう。
- 悪徳業者に気をつけよう:購入金額に納得して契約したら、家具の運搬経費を請求する業者がいるといわれます。必要経費など費用がかかるかどうか、契約前に必ず確認してください。
4.家具リサイクルの特殊例
4-1.遺品整理という特殊例
家具のリサイクルの中でも、最も特殊なケースです。
その特殊性は、本来の所有者がいない点にあります。しかも、家具の中にある遺品を整理しながら、運び出してリサイクルする作業が必要です。
ご遺族は、遺品整理をした上で、家具だけをリサイクルしなければなりません。たいへんな労力と時間がかかるでしょう。
早く遺品整理とリサイクルをする必要がある場合は、遺品整理と家具のリサイクルの両方に精通した業者に依頼する必要があります。
4-2.引っ越しは、環境が変わる特殊例
引っ越しによって、居住環境は変わります。たとえ、使いたくても空間にフィットしないため、リサイクルする家具が出てくるでしょう。
引っ越しは、いわば、環境が変わることに起因する家具リサイクルの特殊例いうことができます。ベッド、タンス、ソファー、そのほかの家具。引っ越しを機に、種類が異なる家具を、一気にリサイクルしなければならない特殊性があります。
まとめて同じ業者に売るか、それとも、それぞれの家具に強い業者に売るか。高く売るためには、事前のリサーチが必要です。
4-2.量が特殊なオフィス・学校家具
オフィスや学校で使用していた家具。中古のオフィス家具などをリサイクルするときの特殊性は、一度に大量の家具が発生する点にあります。
ですから、大量の買い取りや引き取りができる業者でない限り、リサイクルは不可能です。
オフィスや学校の家具は、意外にリサイクル品として流通しています。リサイクルするには、大量に一時保管できる業者、再利用先に販売するルートをもつ業者が必要条件です。
4-4.アンティークという名の特殊例
アンティーク家具は、家具の中でも極めて特殊で、希少価値が高い製品です。使用状態がいいなら、高額で買い取ってもらえる家具になります。
リサイクルする場合は、専門のアンティークショップにしてください。信用のあるショップなら、どこよりも高い値段で引き取ってくれるはずです。
5.家具リサイクルでよくある質問
Q.家具を高額買い取りしてもらえるポイントを教えてください。
A.ポイントというより、コツのようなものはあります。売りたい家具を最も得意としているところに買い取ってもらうことです。たとえば、ベッドを売るならベッドの販売に力を入れている業者やショップ、ソファーならソファーの品ぞろえが豊富な業者やショップにしましょう。
Q.ネットオークションは、高く売れると聞いたのですが・・・。
A.オークションですから、可能性という意味では、高く売ることは可能です。しかし、ブランド品など、一部の人気商品だけだと思った方が、期待とのギャップに落ち込まないで済みます。現実は、そんなに甘くないということです。
Q.高く売りために、自分でできることはありますか?
A.買い取りしてもらう場合、業者やショップの言い値になっているのが現実です。交渉の余地はありますが、買い取り価格が大幅にアップすることは、ほとんどありません。
自分でできることがあるとすれば、使用状態がいいときに売る。あるいは、傷を目立たなくしたり、汚れをふき取ったりするくらいです。
Q.不用品回収業者とリサイクルショップでは、どちらが高く買い取ってくれますか?
A.どちらが高く買い取ってくれるとは、とても断言できません。回収業者に聞けば、回収業者が高いというでしょう。リサイクルショップに聞けば、リサイクルショップというに決まっています。
高いか安いかを決定づけるのは、個々の業者やショップの努力です。回収だけでなく、再販に力を入れている業者なら、リサイクルショップに負けない価格で買い取ってもらえると思います。一方、業者以上の回収ノウハウをもつショップなら、業者以上の価格で買い取ってくれるでしょう。
どちらに売るかを決定づけるポイントは、価格よりも、むしろサービスの内容です。価格と同時に、サービス面で努力しているところに買い取ってもらいましょう。
Q.買い取ってもらうとき、身分を証明するものは必要なのでしょうか?
A.基本的には、身分を証明するものは不要と考えてください。
ただし、ブランド家具やデザイナーズ家具を買取ってもらう場合は、身分証明書の提示を求められるケースがあります。運転免許証、保険証、パスポートなどを用意してください。
まとめ
家具をリサイクルしたいという方のために、知っておきたい情報をまとめました。特に、高く売るためを情報集約しています。記事を参考に、家具を高く売ってリサイクルしてください。