あなたの貴金属も被害に!? 押し買いを防ぐための5つの基礎知識!


近年、全国で問題となっている押し買いという悪徳商法をご存じでしょうか。お年寄りの方などを中心に被害が拡大しています。自分は関係がないだろうと楽観視していると、もしかしたらあなたも被害に遭うかもしれません。押し買いの知識を蓄え、事前に対処しておくことが大切なのです。そこで、今回は押し買いにまつわる基礎知識をご紹介します。

  1. 押し買いとはいったい何?
  2. 押し買いは犯罪行為か?
  3. 危険な押し買い被害について
  4. 押し買い被害に遭わないために
  5. 押し買いに関するよくある質問

この記事を読むことで、押し買いにまつわる基本的なことを学ぶことができます。押し買いの危険性や対処法について詳しく解説していますので、ぜひご一読ください。

1.押し買いとはいったい何?

1-1.押し買いとは?

押し買いとは、突然家にやってきて「不用品を無料で回収します」などといって家に上がり込み、価値のある品物を法外な安値で強引に買いたたく悪徳商法のひとつです。手口としては、延々(えんえん)と要求を繰り返すことで相手に恐怖感を与えるものや、判断を急がすことで相手に考えるすきを与えないものなどがあります。 このような方法で買い取りをしようとしてくる業者は、押し買い業者の可能性が高いので注意が必要です。

1-2.狙われやすい人

押し買いの手口として最も一般的なものに、「老人を狙う」という方法があります。一番の理由としては、老人は若い人に比べると思考能力が低下している方も多いというのが挙げられるでしょう。そのため、詐欺師からすれば狙いやすいのです。また、ウソを見抜く手段(インターネットなど)を持っている方も少ないことも理由として挙げられます。最近では、インターネットを使えば価値の相場は簡単に調べることが可能です。しかし、年配の方は電子機器に疎(うと)く、調べる手段に乏しいため、引っかかりやすい傾向にあります。ほかにも、年配の方は比較的お金をたくさん持っていますので、貴金属など、価値の高い品物を持っている確率が上がることも理由のひとつでしょう。

また、病気や障害を抱えている人も狙われやすいタイプです。特に、脳にかかわる病気や障害を持つ方は狙われやすいでしょう。家族にそのような方がいらっしゃる場合は、普段からしっかりとフォローしてあげることが大切です。

1-3.狙われやすい商品は?

最も狙われやすいのは貴金属です。貴金属は値段が安定しており、大きく下落することがないことから、多くの悪徳業者が狙っています。特に、金に関しては2000年以降暴騰が続いており、10年で値段が4~5倍にまでなっているのです。そのため、金を使ったものに関しては、購入時の値段よりも高く値付けされたからといって必ずしも得をするわけではありません。損してしまう可能性もあるので注意しましょう。また、着物や自動車、バイクなどのメラ割れやすい商品として挙げられます。

1-4.現状と問題

押し買いは、金の値段が暴騰したことをきっかけに2010年ごろから急激に増え、2011年までの1年間で約8倍も被害が増加しました。さらに、翌年にはやや落ち着きましたが、それでも1.7倍も増えています。この状況に危機感を持った政府は2012年に特定商取引法の改正を行い、クーリングオフを押し買いにも適応できるようにするなどといった対処を行いました。そのため、一時期に比べるとある程度は抑えられていますが、それでもいまだに多くの被害が報告されています。

2.押し買いは犯罪行為か?

2-1.犯罪かどうか

もともとは、押し売りに対しては罰則があったものの、押し買いに対しては罰則がありませんでした。しかし、2013年の法改正に伴い、違反した場合に罰則が科せられるようになりました。法に反した場合、最大で3年以下の懲役、または300万円以下の罰金が科せられます

2-2.被害にあったらまずすべきこと

被害にあったと思ったら、速やかに業者に連絡し、クーリングオフを利用しましょう。法改正によってクーリングオフできるようになったため、8日以内であれば売却したものを取り戻すことが可能です。もしもクーリングオフに渋るようであれば、消費生活センターや警察に相談すると良いでしょう。

2-3.相談窓口

いきなり警察に相談するのは気が引けるという方は、お住まいの地域の消費生活センター(国民生活センター)に相談すると良いでしょう。インターネットサイトから地域の消費者生活センターを探すこともできますが、平成27年7月より3桁の電話番号「188」で消費者ホットラインにつながるようになっています。有効に活用してください。

3.危険な押し買い被害について

3-1.危ないのはこんなとき

最も危ないのは家に上げてしまった場合です。家の外であれば家に入れなければ身の安全を守れますし、相手がごねても騒ぎになるので誰かに通報してもらえます。しかし、家の中に入れてしまうとなかなか無理やり追い出すのは難しいでしょう。警察に通報するにしても、家の中に入られたのでは抵抗されると大変です。ですので、押し買い業者だと疑われる場合には、絶対に家に上げないようにしましょう。飛び込み営業をかけてきたり、何でも無料で買い取るといったり、名刺の受け渡しを拒否(名刺の控えを取るのを拒否)したりするような業者は要注意です。

3-2.悪徳業者の押し買いの方法

基本的には2~3人ほどでまとまった行動をし、突然お宅に訪問して「何でも買い取ります」などといって不要品の買い取りを提案します。その際、名刺などを見せてしっかりとした会社であると安心させようとしますが、その名刺をもらおうとしたり控えようとしたりすると理由をつけて拒否することが多いでしょう。家に上げてしまうと、後は貴金属の買い取りを延々(えんえん)と要求してきます。ありませんよと断っても「絶対にある」などと言い張り、あげくは「売るまで帰らない」などと脅してくることが多いでしょう。そして、いざ買い取りになると、さまざまないちゃもんやもっともらしいことをいって値段を低く見積もり、拒否をしても強引に買い取っていきます。

4.押し買い被害に遭わないために

4-1.簡単にできる予防策

押し買いの被害に遭わないためにできる予防策は、訪問営業をしてきた業者と取り引きをしないことが挙げられます。飛び込みで営業をしてきた業者とその場で取り引きすると、相手の業者がしっかりとした業者なのかを確認できないからです。最初から騙(だま)す目的の場合、後で捕まらないようにウソの社名や連絡先などを伝えているかもしれません。名刺やロゴを見せられるとつい安心しがちですが、どちらも簡単に作成することができます。本当に存在している業者なのか判断する材料にはなり得ません。ですので、不用品を処分したい場合には、必ず自分で調べてから業者を選ぶことが大切です。ちなみに、有料な不用品回収業者は、電話勧誘や訪問営業(飛び込み営業)はしていません。なぜなら、このようなことをしなくてもしっかりと利益を出すことができるからです。

4-2.NG行為、注意点

押し買い業者の多くは非常に粘着質です。何度も取り引きしないといっても「売ってくれるまで帰らない」などと強情に言い張ってきます。となれば、腹が立ってくることも多いでしょう。ですが、どれだけ腹が立ったとしてもできるだけ冷静に対処しましょう。最悪の場合は警察を呼べば解決します。ですから、絶対に手を出すのはやめましょう。暴力行為をしてしまうと自分の立場が悪くなってしまいますよ。

4-3.信頼できる業者の見分け方

4-3-1.許認可を得ているかどうか

最も大切なのは、許認可を得ているかどうかです。中古品の売買には「古物商」の許可を得ている必要があります。古物商がないにもかかわらず買い取り依頼を請け負う業者は違法業者なので依頼しないことが大切です。HPの会社概要や会社案内等を確認して、古物商許可を得ているかを確認しましょう。古物商は許可を得ると識別番号が割り振られます。通常は古物商番号も一緒に記載されているので、気になる場合は番号を控えて検索してみましょう。

4-3-2.実績がしっかりとあるかどうか

許認可の次に重要なのは、実績値の有無でしょう。実績というのは業者の信頼のあかしです。HPや口コミなどを確認して、実績を調べておきましょう。

4-3-3.創業から何年たっているか

つまり、何年間その仕事をしてきたのかということです。不用品回収業者は非常に多く、どの地域でも激烈な競争が繰り広げられています。その中で長く続けられているということは多くのお客様に支持されていることの証明なのです。

4-3-4.事前見積もりをしっかりとしてくれる

押し買いをするような業者は、基本的に相手の無知を利用して安く買いたたきます。ですので、事前の見積もりなどはしてくれません。たとえば、「実物を見てからでないと……」などとはぐらかしたりします。事前に見積もりをとってくれる業者を選ぶようにしましょう。

4-3-5.HPの作りがしっかりとしている

まともではない業者は、ある程度の利益が出たら逃げることを前提としているので、HPの作りなどがおろそかになりがちです。同じような理由で、ブログやTwitterなどを制作しないことも珍しくありません。HPの作りが雑だったり、ブログやTwitterなどを運営していなかったりする場合は要注意です。

5.押し買いに関するよくある質問

5-1.不用品回収業者はどこも悪徳業者だと聞きましたが本当ですか?

一部の方はそういっていることもありますが、もちろんそんなことはありません。不用品回収業者の中にも、真面目に仕事をしている優良業者はたくさんあります。今回の記事を参考にして、自分にあった業者を選びましょう。

5-2.クーリングオフを要求したら「もう売ってしまった」といわれました

もう売ってしまった、といわれるとどうしようもない気がしますが、諦めてはいけません。クーリングオフの期間中に第三者へ引き渡した場合、購入業者は売り主に対して第三者の情報を通知する義務があります。違反した場合は特定商取引法に違反しますので、業務停止命令や刑事罰の対象です。警察や消費生活センターに通報しましょう。

5-3.押し買い業者はなんと名乗っていることが多いのでしょうか。

基本的にはリサイクル業者と名乗ることが多いようですが、最近は相手を信用させるために、NPO法人や福祉団体を名乗ることも増えてきています。

5-4.見積もりは有料ですか?

業者によって変わりますが、多くの業者では不用品の見積もりは「無料」で行っています。ですので、不要品の処分を行いたい場合は複数社に見積もりを取り、比較するのがおすすめです。

5-5.貴金属は不用品業者に依頼しない方が良いのですか?

しっかりとした業者であるとわかっているのであれば、楽に売却ができるためおすすめです。自宅まで出張買い取りしてくれますから、体が不自由な方や年配の方などは特におすすめします。また、年中無休の業者が多いので、土日や祝日など、自分の好きなタイミングに売却できるのもメリットです。

まとめ

押し買いとは、価値のある品物を法外な安値で強引に買いたたく悪徳商法のひとつです。延々(えんえん)と要求を繰り返すことで相手に恐怖感を与えたり、判断を急がすことで相手に考えるすきを与えなかったりなどの手口を使います。狙われやすい人は、年配の方や、障害・病気を持っている方です。特に、認知症やアルツハイマーなどの病気を抱えていると騙(だま)されやすいので注意しましょう。しかし、押し買いの被害にあっても慌てる必要はありません。2013年の法改正によって押し買いに対してもクーリングオフが効くようになったからです。ですので、押し買いの被害にあったら、まずは業者側にクーリングオフの問い合わせをしましょう。仮に第三者に渡った後でも、業者側は第三者の情報を開示する義務があるので問題はありません。渋るようであれば、警察や消費生活センターに相談しましょう。このように、慌てなければ十分に対処可能ですが、できれば被害には遭いたくないところですよね。ですので、押し買い業者が訪問営業などをかけてきたときには、絶対に家に上げないようにしましょう。そうすれば、リスクを低く抑えることが可能です。いかがでしたか? 今回は押し買いについて簡単にご紹介しました。この記事を参考にして、押し買いに引っかからないように気をつけてくださいね。


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