意外とあります! 家庭内にある危険物とその処分法


私たちは生活の中で油を使います。さらに、電池・ガソリン・ガスボンベなども使うでしょう。普段何気なく使うものですが、扱い方を間違うと事故の元になるものばかり。
危険物は適切な扱いをしなくてはいけません。また、使わなくなったものはきちんと処分する方法があります。
この記事では、家庭内にある危険物の処分方法をご紹介。

目次

  1. 危険物とは
  2. 家庭内にある主な危険物
  3. 各危険物の処分方法
  4. 危険物の取扱注意点
  5. まとめ

1.危険物とは

1-1.危険物とは

危険物とは、扱いを間違うと人体や環境に及ぼすものを指します。そのため、日本ではそれぞれの法律で危険物の定義を行い規制しているのです。

1-2.法律における危険物

法律における「危険物」とは、「別表第1の品名欄に掲げる物品で同表に定める区分に応じ同表の性質欄に掲げる性状を有するもの」と定義されています。
たとえば、貯蔵や道路輸送中の火災・爆発や漏洩(ろうえい)事故における危険な状況を想定しているのが特徴です。

1-3.危険物の取り扱い方

危険物はそれぞれ取り扱い方が定められており、それぞれの危険性に併せて第1類から第6類に分類されています。分類を行うのは貯蔵する場合の指定数量や運搬する条件について定めるためです。

  • 第1類 酸化性固体
  • 第2類 可燃性固体
  • 第3類 自然発火物質および禁水性物質
  • 第4類 引火性液体 特殊引火物
  • 第5類 自己反応性物質 有機過酸化物
  • 第6類 酸化性液体 過塩素酸

また、処分方法に関しても定めています。
焼却する場合は安全な場所で行い、燃焼・爆発によって危害・損害を及ぼす恐れのない方法で行うこと。また、見張りをする人を付けることになっています。埋め立てをする場合は、危険物の性質に応じて安全な場所に埋めること。
さらに、危険物を海中または水中に捨てないこととなっているのです。ただし、ほかに危害・損害を及ぼすことがないように適当な処置を行った場合は捨てることができます。

2.家庭内にある主な危険物

家庭内における危険物としては以下のようなものです。

  • ボタン電池
  • 消火器
  • ガスボンベ
  • ガソリンやペンキなどの特殊な液体
  • タイヤなどの車用品

危険物は一部を除いて自治体で回収しないケースが多いです。処分前に必ず確認しましょう。また、危険物の相談先・回収先は販売店や専門の協会など自治体が教えてくれます。

3.各危険物の処分方法

3-1.消火器

消火器はごみとして出すことはできず消防署へ持ち込んでも処分できません。消火器を処分するには以下のような方法があります。

  • 自治体に消火器の「特定窓口」を教えてもらい、引き取りを依頼。このとき、リサイクルシール代・運搬費用・保管費用が必要。
  • 全国に200カ所ある指定引き取り場所に持ち込む。リサイクルシール代が必要。
  • 「ゆうパック」による回収を依頼する。運送費、リサイクル費用として2200円が必要。

3-2.ボタン電池・ライター

電池類は自治体の定めた方法で処分します。また、ライターはガス抜きを行い電池と同じく自治体の定めた方法に沿って処分しましょう。

3-3.ガソリン・灯油・ペンキなどの液体類

ガソリン・灯油・ペンキなど特殊な液体は発火の恐れがあります。危険な液体は販売店に持ち込んで処分してもらうのが一般的です。ガソリン・灯油などはガソリンスタンドに、ペンキは塗料販売店に持っていきましょう。

3-4.ガスボンベ・スプレー缶

ガスボンベ・スプレー缶はさいごまで中身を出した後に穴を開けます。中身が入ったままスプレー缶に穴を開けると、ガスと一緒に中身が飛び出してしまうので危険です。出しきって穴を開けた後、ごみとして出すことができます。また、引火の危険性に配慮して作業しましょう。
しかし、地域によっては穴あけが禁止になり、「未使用」「中身あり」などと表示すればそのまま捨てても大丈夫な場所も。自治体に確認を取りましょう。

3-5.マッチ・花火

マッチ・花火をそのままごみとして出すと処理施設内で発火して火災などの危険性があります。マッチ・花火は発火しないように水に浸(つ)けてから処理しましょう。

4.危険物の取扱注意点

4-1.危険物に関する知識を付ける

私たちは日常生活を送る上で危険物を扱って生きています。危険物の取り扱い方を知らずに使うのは危険です。正しい取り扱い方法や保管方法に関する知識を身に付けましょう。

4-2.身近な危険物を知る

一般的に危険物といえばガソリン・灯油・軽油などの燃料類を思い浮かべると思います。しかし、燃料類以外にも危険物は身近にあるのです。

  • 接着剤
  • アロマオイル
  • 防水スプレー
  • 消毒用アルコール

便利な生活には危険物が利用されています。また、ウィスキー・焼酎などアルコール飲料も度数が高いものは危険物に当たる場合があるため注意しましょう。

4-3.火気のある場所で貯蔵・使用をしない

ガソリンは非常に揮発しやすい液体です。そのため、大量の可燃性蒸気が発生します。発電機などに給油する際は、機器をいちど停止した上で行いましょう。
また、ストーブなど火気の近くで絶対に使用してはいけません。その近くで使うだけでなく放置・保管することもご法度と思ってください。

4-4.保管・保存方法を知る

引火性のあるものを気温の高い場所で保存していると、可燃性蒸気が発生して蓋を開けたとき中身が噴き出す可能性があります。特に、ガソリンや灯油などの液体類は注意が必要です。可燃性蒸気の発生をできるだけ抑えるため、貯蔵は冷たくて暗い場所で行いましょう。
また、ガソリンなどの可燃性蒸気は空気より重いため下のほうに溜(た)まります。ガソリンを取り扱う場所だけでなく貯蔵する場所も換気をよくしておきましょう。可燃性蒸気を一定の場所に溜(た)めないようにしないと事故が発生する可能性が高まります。

4-5.保管する容器の劣化を防ぐ

危険物を保管する容器なども劣化するのです。そのため、5年を目安に容器の交換を考えましょう。
劣化を防ぐためにも風雨・日光に当たらない場所に保管するのも重要なポイント。風雨や日光は対象物の劣化を早めます。保管するときは暗く涼しい場所を選び、直射日光が当たらないような場所にしましょう。

4-6.保管に適切な容器を使う

危険物の運搬・収納に使用する容器は法律によって材質・構造・容積などの基準が定められています。危険物を保管・保存できるのに適切な容器を選びましょう。
もし、灯油を入れる容器にガソリンを入れると間違えてストーブ燃料として使用する可能性が出てきます。こうしたミスを防ぐためにも容器はきちんと決めておく必要があるのです。
また、危険物を廃棄するために保管・保存する場所も決めておきます。まとめて保管している間に劣化が進んで思わぬ事故が起こる可能性が出てくるため注意が必要です。

5.まとめ

いかがでしたか?
この記事では家庭内にある危険物とその処分方法を紹介しました。さいごに、大事なポイントをまとめておきましょう。

  • 危険物は法律によって分類がされている。
  • 家庭内にも危険物はたくさんある。
  • 取り扱うために注意が必要である。
  • 処分するためにはきちんとした方法を採る。
  • 普段から危険物の知識を身に付けておく。

私たちの生活を豊かにしてくれる危険物。扱うためにその知識をしっかり身に付け、事故が起きないようにしましょう。また、使い終わった後の適切な処理方法も知ってくのが大切です。


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