形見分けでトラブルを起こさないために! 正しい方法や注意点について


親戚やおじいさん・おばあさんが亡くなった時に、形見をお父さんお母さんが受け取っていたのを見たことはないでしょうか? 形見分けとは、故人が愛用していた物を親しい人で分け合うことで故人を偲ぶ儀式のようなものですが、中にはトラブルもあるようなので気を付けたいですね。

この記事では、形見分けの仕方や行なう時期、どういったトラブルがあるのかを解説します。形見分けのトラブルを防ぐために是非お役立てください。

  1. 形見分けについて
  2. 寄贈することで故人の供養に
  3. 形見分けで気をつける点
  4. 形見分けのトラブル事例

1.形見分けについて

1-1.形見分けとは?

葬儀が終わり、ある程度時期が経過すると形見分けがおこなわれます。故人が愛用していたもので、渡した相手が喜ぶようなまだ使えるものを生前お世話になった人などに贈るのが一般的です。亡くなったひとの大切な物を、思い出を共有するために分け合うというものですが、昔は目上の人に対しては失礼にあたるとされていました。現在では、社会的地位や年齢に関係なく、親しい人であれば誰でも形見を受け取れるというようになっています。

1-2.誰に何を渡せばいいのか?

誰に何を渡すのか決まっているわけではありませんが、相手の趣味趣向など考慮して選ぶのがよさそうです。形見分けでもらったものが受け取った人にとって故人の証となるため、その人が喜ぶものを考えて選ぶようにしましょう。

1-3.形見分けの時期

形見分けの時期は特に決められてはいませんが、一般的には四十九日などの宗教儀式と同時に行うのがいいとされています。
神式では五十日祭や三十日祭などが区切りです。キリスト教では形見分けという概念はないようですが、日本での場合は形見分けが行われることが多く、一か月追悼のミサで行われます。四十九日や五十日祭は忌明けに当たる日となり、故人が長い審判を終える時だそうです。これをもって故人は仏の元へ向かうため、形見分けは故人を忘れないための最後の見送りの儀式といえます。

2.寄贈することで故人の供養に

遺品整理を行うときに、遺品を寄贈できる施設があります。書籍は図書館に、衣類は福祉施設にといったようにです。処分する前に市民活動団体などに確認を取るとよいでしょう。

2-1.蔵所やコレクション

同じ趣味をもっている団体などに送ると、大変喜ばれる場合があります。

2-2.衣類

十分着ることができる衣類は福祉団体や海外支援隊など、衣類協力を行っているところに問い合わせます。

3.形見分けで気をつける点

3-1.贈与税がかかるか

遺品には様々なものがあり、贈与税がかかるものもあります。贈与税は一年間にもらったものの総額が110万円を超える場合にかかってくる税金です。高価なものを形見分けする場合、かえって送る相手に迷惑がかかってしまうことがあるので、高価なものを送る際は十分気をつけます。

3-2.遺産分割を完了しておく

相続人が複数いる場合、故人の形見は遺産の一部として相続されます。相続人全員の共有物となるので、遺産分割が終わっていない状態で形見分けをするとのちに相続人間でトラブルになってしまうのです。必ず、遺産分割を終えてから形見分けをするようにします。

3-3.包装をしない

遺産分けはプレゼントではないので、包装すると逆に失礼にあたり、反感を買います。贈り物だからきっちりと包装した方がよいと考える人もいるようですが、どうしても包みたい場合は半紙や奉書紙で軽く包む程度にします。

3-4.無理強いをしない

故人と親しくしている人がいた場合、遺族の気持ちとしては形見をもらってほしいと思うでしょう。しかしそれはこちらの想いであり、向こうはそうは思っていないかもしれません。もしくは遺族に遠慮して断ることもあるでしょう。そういった場合に無理やり渡そうとするのはやめておきましょう。形見とはそういうものではないということと、トラブルの元になることがあるからです。

4.形見分けのトラブル事例

4-1.故人との関係が曖昧である時の形見分け

亡くなった故人の人間関係をすべて把握するのは難しいことです。相手の方から、故人と親しかったと申告してきて、換金性の高い形見を持ち去ろうとするケースがあります。このようなトラブルを防ぐためには、不明瞭な人間関係には形見分けをしない、親族の中だけで形見分けをするのがよいでしょう。

4-2.親しい人のみが価値を感じるものが処分されている場合がある

故人と関わりのある一定の人に対してのみ価値があるもので、一般的には特別価値が感じられないというものがあります。故人と親しかった人が欲しがった形見が、遺品整理の時に処分されてしまい手元にないといった事態が起こることもあるでしょう。こういったことを避けるためには、形見分けを行う前に、「処分するもの」「相続として残しておくもの」「形見分けで渡すもの」をきちんと相談をして決める必要があります。

まとめ

いかがでしたか? 形見分けについておわかりいただけましたでしょうか? 今回は以下のポイントについて解説しました。

  1. 形見分けとは
  2. 寄贈することで故人の供養に
  3. 形見分けで気をつける点
  4. 形見分けのトラブル事例

亡くなった人が安らかに眠れるためにも、トラブルなく形見分けを済すませ、大切にできる思い出と一緒に故人を悼んでいきたいですね。


365日
年中無休即日対応もOK 相場より20〜50%も安い格安不用品片付けサービス